【八幡市の流れ橋】時代劇のロケ地として有名な橋。所要時間や駐車場なども紹介

京都府は八幡市にある上津屋橋に行ってきました。
通称【流れ橋】と呼ばれる木造の橋。木津川を渡るための橋で、京都久御山~八幡市間を結んでいます。
本来設置されるはずの欄干は無く、まさに川を渡るだけに特化したシンプルな橋です。
簡素な橋でありながらも、どこか日本の原風景を思いおこされるノスタルジックな橋。その素晴らしい景観から、時代劇などにも登場しています。
今回も流れ橋に行ってみた感想から、橋を渡る(往復)所要時間、行き方などについて詳しく紹介してみたいと思います。(撮影は2023年5月)
上津屋橋(流れ橋)への行き方と、橋を渡り終える所要時間は(往復)?
●上津屋橋(流れ橋)への行き方
この記事では、流れ橋に近いやわた流れ橋交流プラザ四季彩館へのアクセスを紹介します。
【電車→バス】
●京阪電車「石清水八幡宮駅」から京阪バス2番乗り場、岩田方面「内里西岩田循環・新田辺・岩田南」ゆき等
(73・73C・75・75C・76・76B系統)
「上津屋流れ橋」下車すぐ(バス乗車時間約20分)
【車】
■国道一号線から
国道一号線「八幡下奈良」の交差点から南東方面へ(ビッグボーイ八幡店がある)。
途中、突き当りのような場所を左側へ曲がり道沿いに進んで行きます。
しばらく進むと第二京阪道路が見え、さらに直進。
変則の交差点が見えてきますが、さらに道なりに進みます。
少し進み、1つ目の信号を左折、少し進むと右側にやわた流れ橋交流プラザ四季彩館が見えてきます。
■第二京阪道路から
第ニ京阪道路「八幡東IC」を下り→八幡木津線田辺方面へ→2つ目の信号を左折後、右側すぐにやわた流れ橋交流プラザ四季彩館が見えてきます。
●上津屋橋(流れ橋)を渡り終える(往復)所要時間?
上津屋橋(流れ橋)の見学に要した時間は
30分~40分(やわた流れ橋交流プラザ四季彩館を起点に)
■住所:京都府八幡市上津屋宮前川端 ■料金:自由 ■定休日:いつでも渡れます ■営業時間:いつでも渡れます(ただし電灯が無いため夜は暗闇になります) ■駐車場∶50台(四季彩館) ■ホームページ:無し 参考になるページ↓ 京都府公式メディア |
上津屋橋(流れ橋)の駐車場はどこ?
流れ橋の駐車場は全部で2か所あります。
1つ目は、やわた流れ橋交流プラザ四季彩館
閉店時間10:00~21:00
2つ目は流れ橋の無料駐車場。
開閉門は9:00~17:00
駐車料金は各所とも無料です。
※やわた流れ橋交流プラザ四季彩館の駐車場は、基本的に当館を利用しない場合はご利用を控えてほしいと看板に書かれていました。きょくりょく専用の駐車場を利用するようにしましょう。
ちなみに、やわた流れ橋交流プラザ四季彩館では【体験講座】や【宿泊】や【ビュッフェ(食事)】などがありますので、一度覗いてみてはいかがでしょうか↓
やわた流れ橋交流プラザ四季彩館 公式
時代劇にも登場する八幡市の流れ橋を渡る

やわた流れ橋交流プラザ四季彩館から歩くとこ5分。上津屋橋(流れ橋)の堤防に出てきました。
私たちが居る場所が八幡市で、向こう岸は久御山町となります。
細かい話をすると、橋を渡り終えるまでが八幡市で、橋を渡り終えると久御山町です。
橋の手前では、川に沿うよにして茶畑が広がっています。浜台の「浜茶」として有名な茶園で、文化庁認定の日本遺産【日本茶800年の歴史散歩】に選ばれています。
⇒日本遺産 日本茶800年の歴史散歩 公式

堤防をおり橋のたもとへ。
橋のきわには【流れ橋 上津屋橋】と彫られた石碑があります。

裏を見ると【寄贈 藤田まこと】の文字が刻まれています。
藤田まことさんと言えば、必殺仕事人の主人公、中村主水を思い出しますよね。
あの独特な雰囲気と演技力、そしてあの存在感は今も忘れられません。
藤田まことさんと流れ橋の関係性について調べていると【木津の流れ橋】という歌を発見しました! シブい歌声です!
中村主水も渡ったとされる流れ橋。
今から自分もその橋を渡ると思うと、感慨深いものがありますね。

京都府道281号八幡城陽線に指定される流れ橋は、木津川に架かる木造の橋としては最長で、全長が356.5m、幅3.3mあります。
実際に渡ってみると、思いのほか距離が長く感じ、渡り終えるのに5、6分(ゆっくり)ほど掛かりました。
ところで、流れ橋という名前からして、もしかすると橋が揺れるのでは? と、はじめはそう思っていたのですが、実際渡ってみるとその様子は全くありませんでした。
橋板が丈夫にできているので、不安なく渡れます。

木津川の川幅は広いものの、実際に流れている水流は一部だけ(天候による)。水の流れの無いところは、このように砂地があらわになっています。もちろん橋の下へと降りることも可能です。
この日は、BBQ(バーベキュー)をしているグループや、コスプレの撮影をしている人たちがいました。ただし、バーベキューを勝手にしてもいいのかは分かりませんが······。

こちらは川水のある所。
川の深そうな場所には何匹かの大きな魚が泳いでいました。

橋を渡り終えると、「京都の自然二百選」上津屋の渡し跡(上津屋橋周辺)と書かれた石柱がありました。
京都の自然二百選とは
京都府に所在する優れた自然環境を紹介したり府民の関心を高めたりすることを目的として選定された。
引用先ー京都の自然200選
ざっと見たかんじ、知らないところが結構あったので、今後の記事ネタとして役にたちそうです(遅筆ですが)。

橋を渡り終えると、堤防へとつづくなだらかな登り坂があり、そこをのぼるとこのような景色が広がります。
一面が田畑の広がる風景。
その向こうは住宅や工場などが見えます。
さらに向こう側の山は宇治エリア。
(写真が曲がってしまいました。すいません······)
流れ橋は、その名の通り実際に流されたことがあるのか?

流れ橋という名前がついていることから、実際に流された過去があるのか?
調べてみたところ
橋は幾度と流されているようで、昭和28(1953)年3月の架設後、23回(2019年(令和元年 現在))流された
さらに、今年8月15日に発生した台風7号でも橋は流されたそうです。
詳しくはこちら↓
八幡の「流れ橋」が流されてる。 流されにくくしてから3度目(ひらつー)

↑ところで、流れ橋の仕組みについてこのようになっています。
大雨で水かさが増し水位が橋桁に達すると、橋桁と橋板が自然に浮き上がり、そのまま流されていくというもの。
橋桁と橋板はそれぞれワイヤーに固定されているため、遠くに流されることがなく再利用されるそうです。
夕日の流れ橋
流れ橋を見に行く人たちの多くは、朝が昼の時間帯だと思います。しかし、流れ橋の真骨頂は夕方。
こちらの動画は、流れ橋の紹介をしていますが、その中で夕方の撮影も行っています。
冒頭にも書きましたが、【日本の原風景を思いおこされるノスタルジックな橋】は、まさに夕暮れ時こそ、その本領が発揮されます。
夕日の【流れ橋】がいかに美しいかよく分かりますので、ぜひご覧ください!
実は筆者も夕暮れ時の流れ橋を見たことが無いので、機会があれば一度見てみたいなと思っております。
終わりに

流れ橋を渡っていると、様々な人の往来がありました。
自転車を押して渡る人。
ペットと一緒に渡る夫婦。
友人とおしゃべりをしながら渡る人たち。
こうして色んな人を見ていると、流れ橋は地元の人達にとって、いかに大事な橋なのかがよく分かります。
いつまでも残しておきたい日本の橋ですね!
流れ橋からはちょっと行きにくい場所にありますが、八幡市にはいろんな観光名所があります。
・皇室ゆかりの石清水八幡宮(公式HP)。
・神社では珍しい航空関係の神様を祀る飛行神社。
・松花堂昭乗ゆかりの松花堂庭園(公式HP)。
などがあります。
もし時間に余裕のある方は、ぜひ立ち寄ってみ見てはいかがでしょうか。
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