【若狭彦神社】お水取りに関係する神様を祀る神社。参拝に要する所要時間と駐車場の場所

福井県は小浜市にある若狭彦神社に行ってきました。若狭国一之宮として格式の高い神社です。
若狭彦神社といえば
•以前紹介した若狭姫神社とは対になる神社
•若狭姫神社の雰囲気はとても明るく朗らかなイメージだったが、こちらは粛然とした雰囲気が出ているので、神域に入ったという実感がある
•奈良二月堂のお水取りにゆかりのある神様を祀っている
•若狭姫神社には千本杉という大きな御神木があったが、こちらは夫婦杉(めおとすぎ)という大きな杉の木がある
奈良二月堂のお水取りについては以前に書きましたので、詳しくはそちらで見ていただくとしまして、今回は、若狭彦神社の雰囲気を中心に書いてみたいと思います。
以前の記事はこちら↓
【若狭姫神社】樹齢およそ500年という御神木のある神社!所要時間や駐車場などを紹介!
若狭彦神社の行き方
【若狭彦神社への行き方(車のルート)】
JR東小浜駅から南方向へ進む。
↓
県道220号線(東小浜駅前)の交差点が見えるので、そこを直進。
↓
国道27号線(東小浜駅口)の交差点が見えるのでそこも直進。
↓
県道35号線に入りしばらく直進。およそ200メートルほど行った右側に若狭姫神社があります。
↓
そこからさらに南下し、途中を右折(若狭彦神社の看板がある)。突き当り。
●徒歩だとJR東小浜駅から30分ほどです。
若狭彦神社の駐車場
若狭彦神社の駐車場は入口(正面)右側にあります。
トップページの写真辺りが駐車場です。
左の灯籠のところに【駐車はそこへ】と書かれた小さな板が立っています。
駐車スペースの枠は書かれていませんが、大体2~3台くらいしか止められません。
若狭彦神社をめぐってみた感想や見所

では早速入ってみましょう!

鳥居をくぐり一歩境内に入ればそこは神域。
鬱蒼と茂る境内。
一本道の参道を進んでいきます。
若狭姫神社の境内では常に人がいて明るいイメージでしたが、こちらは私たち以外に人は居らず静かな場所でした。
少し進むと、参道を挟むようにして立ち並ぶ二本の大杉が見えます。明らかに周りの木と大きさが異なります。
この杉の木は、若狭彦神社の二の鳥居として見立てているようです。意図的に植樹したのかは分かりませんが、存在感はありますよね。

大杉を通り過ぎてから撮った写真。

二本の大杉を抜けるとすぐのところに橋が見えてきました。
この橋は禊の神橋と呼ばれる橋で、江戸時代の享保十八年(1733年)に造られたそうです。今から289年前に造られた橋。
だとしたら、江戸時代、明治、大正時代の人達もこの橋を渡ったのかもしれません。
そう思うと、何とも感慨深いものがあります。

橋の向こう側に見える門は随神門です。
若狭姫神社と同じ門です。
随神門をくぐると正面に神門と本殿が縦一直線に並んでおり、若狭姫神社と同じ並びとなっています。
随神門の左手に見える立派な杉は、夫婦杉といわれるもの。これについては後ほど紹介します。

上宮と書かれています。
若狭彦神社の事ですね。

随神門の中。こちらも沢山の千社札が貼られています。

両サイドには吉祥八人が祀られています。

吉祥八人は、若狭彦神社の祭神である彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と、若狭姫神社の祭神豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が、この地に降り立った時、一緒に同行していた眷属(けんぞく)です。
どことなく窮屈そう······。

こちらは若狭彦神社の本殿。
神門を撮り忘れました(汗)
玉垣内の中にぽつんと建っている本殿。
少しだけ寂れた感はあるものの、だけど親しみやすさを感じます。
境内は厳かな雰囲気を漂わせていましたが、本殿を覗き見ると何故だがほっとした気分になりました。不思議な感覚です。
ところで若狭彦神社は当初この地には無く、違う場所にあったそうです。
社伝では、二神は遠敷郡下根来村白石の里に示現したといい、その姿は唐人のようであったという。和銅7年(714年)9月10日に両神が示現した白石の里に上社・若狭彦神社が創建された。翌霊亀元年(715年)9月10日に現在地に遷座した。白石の前鎮座地には、若狭彦神社境外社の白石神社がある。下社・若狭姫神社は、養老5年(721年)2月10日に上社より分祀して創建された。
【引用先】ーWikipedia若狭彦神社
文中にある遠敷郡下根来村白石は、お水送りで有名な鵜の瀬のある場所です。
お水送りとは、奈良東大寺二月堂の儀式お水取りで使用される御霊水を、鵜の瀬から送り出す儀式。鵜の瀬から送り出された御霊水は、十日間かけて二月堂の若狭井に到達するとされています。
なぜそのような儀式が鵜の瀬で行われるようになったのか、それはこちらに書いています↓
【若狭姫神社】樹齢およそ500年という御神木のある神社!所要時間や駐車場などを紹介!

この写真は神門から先程の随神門を見ています。
真ん中に四角い枠のような物があります。
調べてみると、もともとあそこには拝殿があったらしく、風害により倒壊したようです。
柱を立てる礎石だけが当時の面影を残しています。

随神門から覗き見る(帰り道)と向こう側に大きな木、夫婦杉が見えます。

二つの木が幹の部分で結合しており、あたかも仲睦まじい夫婦のように見えますね。夫婦円満や家内安全の御利益があるのだとか。
若狭彦神社の御朱印と注意点

若狭彦神社の御朱印料300円。
若狭彦神社には社務所が無いためここでは御朱印を頂くことが出来ません。もし、御朱印を頂きたいときは若狭姫神社の社務所でお願いすることになります。
上社下社両方の御朱印を頂きたいときは、必ず忘れずにそのむねを伝えましょう!
若狭彦神社の御祭神とご利益
若狭彦神社のご祭神 | |
本殿 | 若狭彦神(彦火火出見尊) |
ご利益 | 農林商業、漁業、縁結び、安産育児、学問、厄除け、交通安全等。畳、敷物業の守護神、インテリ関係の信仰もあるようです |
若彦姫神社の営業時間と所要時間
■住所:福井県小浜市竜前28−7 ■参拝料:無料 ■定休日:無休 ■社務所受付時間:社務所なし。御用の方は若狭姫神社へ9:00~17:00 ■ホームページ:なし |
若狭彦神社の境内は大きくないため、すべて見て回るのにそれほど時間は掛かりません。
所要時間は10~20分ほどです。
若狭彦神社にはトイレがない
若狭彦神社にはトイレがありませんので注意が必要です。しかも、周りにはコンビニもありません。
あらかじめトイレを済ませておくことが大事ですが、もし急に行きたくなったら?
その場合はこちらのトイレがおすすめです↓
場所は若狭彦神社と若狭姫神社の中間にある場所。正面にはキッチンラグーという飲食店があります。
左側がキッチンラグーで、右側がトイレ。
まだ新しく綺麗なトイレでした(筆者体験済み)。
後で困らないようにチェックはしておきましょう!
終わりに
若狭姫神社に行ったあとに若狭彦神社に行きましたが、その雰囲気の違いに少しばかり驚きました。
厳粛な雰囲気ではあるものの、とはいえ決して重苦しい空気感はなく、どちらかというと温かみの感じられる、とても気持ちの良い神社でした。
ぜひその違いを体感してみてください。
このあと私たちは、聖地鵜の瀬へといきます。
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