福井県の東尋坊って怖いところ?引きこまれそうになるって本当!?実際どうなか感想を書いてみたよ。気になる所要時間も紹介!

福井県の旅行で一番外せない観光地と言えば、やはり東尋坊ではないでしょうか?
不思議な形をした岩壁群。
普段見ることの無いゴツゴツとした岩肌。
断崖絶壁に打ち付ける日本海の荒波。
そんな力強い大自然をこの目で見てみたいという衝動にかられるのは、何も私だけでは無いはずです。
今回、家族旅行で福井県へ行くことが決定していたのですが、その中でぜひ行ってみたい候補地NO.1がここ東尋坊でした。やっぱそうなるよね!
ところで、東尋坊へ行くにあたり、少し気掛かりな点が一つありました。
それは······。
霊的な物は大丈夫なのだろうか?
怖くないのだろうか?
ということ。これ、結構深く考えました(臆病なもので······)。
そこで実際、検索してみたところ
飛び込みや事故(自殺)や心霊と言った少し暗いワードがちらほらと出てきます。
こういうものを一度見てしまうと、気分的に怖じ気づいてしまいますよね。
でもまあ結局は、東尋坊へ行きたいという気持ちが勝ったわけなのですが······。
と言うことで、今回は
東尋坊の素晴らしい見所に加え、本当に怖い場所なのか、どうなのか?
実体験をもとに紹介してみたいと思います!
東尋坊の駐車場と所要時間。個人的には東尋坊タワー下がおすすめ

東尋坊近くの駐車場です。

上記の写真をもう少し拡大したものです。
写真では写りきれていませんが、周辺には他にも沢山の駐車場があります。
東尋坊周辺の駐車場から徒歩何分? 料金は?
近い場所で徒歩0~5分くらい。
遠い場所だと徒歩15分ほど掛かるそうです。
ちなみに私たちは東尋坊タワーに停め、そこから歩いて5分でした。ここなら、お土産さんを通っていきますので、雰囲気的にも楽しめるかと思います。
駐車料金は、近い場所で500円(一部、飲食をすれば無料という所もある)。
遠い場所だと駐車料金が無料という所もあります。
東尋坊の駐車場について詳しく知りたい方は、下記のサイトがおすすめです↓
【東尋坊】おすすめの無料駐車場を解説。近い駐車場や混雑状況についても!
東尋坊観光に要した所要時間はどのくらい?
東尋坊に要した所要時間は、およそ4、50分でした。
今回、筆者は観光遊覧船を利用していないのですが、もし利用した場合はプラス30分ほど掛かるそうです。
さらにお土産さんなどにも寄ったりすると、なんやかんやで2時間は掛かると思われます。
ちなみ観光遊覧船とは、乗組員がガイドをつとめ、東尋坊や雄島(近くにある小さな島)の見所や歴史などを詳しく説明しながら巡るようです。
東尋坊観光遊覧船
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それでは東尋坊へ行ってみよう!

朝の7時30分。東尋坊タワーに車を停めました。
そこから歩いて東尋坊へと向かいます。
その途中、飲食店やお土産屋が沢山並んでいました。

駐車場から歩くこと5分、東尋坊前に到着。
国定公園越前海岸と東尋坊と書かれた大きな標柱が見えてきました。

眼前には広大な日本海が広がり。

眼下には東尋坊の岩壁群が見えます。
いつも感じることなのですが、こうやって大自然を目の前にした時、大きな自然エネルギー(のようなもの)が、ブアッと身体を駆け抜けるあの瞬間が好きだったりします。
そういえば和歌山県の加太砲台跡からみた景色も、同じような感覚を覚えました。
【和歌山の秘境!】加太砲台跡(深山砲台)への行き方!戦争遺産が好きな人にはたまらないスポット
自然のパワーの大きさに思わず戸惑ってしまいますが、気持ちさえ落ち着かせればとても心地の良いものです。

さて、東尋坊に来たのはいいのだけど······。
はて、どこから見てまわろうかしら。
そういうのは先に考えとけよっ!
というツッコミが聞こえてきそうですが······。
まあ、これも旅の醍醐味ということで。
ひとまず向かって右側の方へ歩き、その後は戻るように左側の方へと見て行こうかと思います。車のワイパーのように移動します(笑)
ちなみに冒頭にも書きましたが、今回は遊覧船に乗りませんので悪しからず(乗った方がきっと楽しいのにね)。

ゴツゴツとした岩肌の上を歩いていきます。ちょっと歩きにくい。

色んな形の岩が一面に広がっていて、何とも不思議な感覚です。

大池を上から望む。
東尋坊の数ある見所の一ヶ所です。
高さ25mの岩に囲まれた迫力のある絶景ポイント。圧巻ですねー!

写真からではいまひとつ迫力が伝わらないかもしれませんが、ここから覗き見るにはかなりの勇気がいります(遊覧船から見上げるときっと迫力があるでしょうねー)。
これ、少し覗き見るようにして写真を撮っているのですが、結構足がすくみます。
そして同時に
『さらに近づいて見るものではない!』
と身体の奥底にある本能が警鐘ならします。
何故なら······
ふっと海に吸い込まれそう(な気分)になったからです。
飛び込みたいという衝動に駆られるのではなく、何かに引っ張られるという感じです。怖いです。
恐らくですが、遠近的なもので脳に錯覚を起こしているのでは? と私は考えていますが、実際はどうなんでしょうね。
いずれにしても、あまりギリギリまで寄って覗き見るするのは、あまりおすすめしません。自分が言うのもなんですが······。
霊的な面で言うと私自身、霊感がないので当然何も見えませんでした。
もしかすると、見える人には見えてるのかな?
······分かりませんが。
どちらにしても東尋坊は規則正しく見学さえすれば、決して怖い場所では無いということです。

ところで、東尋坊では写真のような角ばった岩石をよく見かけます。その大きさは、断面3メートル以上の物から、20ミリメートルと小さなものがあります。5~6角形からなるこの変わった岩石を柱状節理(ちゅうじょうせつり)といいます。

柱状節理は、マグマが冷えて固まるときに出来るそうです。
東尋坊の柱状節理は規模が大きく地質学的にきわめて貴重なんだとか。
ちなみに東尋坊は、昭和10年に国の名勝、天然記念物に指定されました。

柱状節理、なんかアートになるなぁ。

所変わりまして······。
お次は下に見える、平らになっている所(千畳敷)へ下りてみたいと思います。

下へおりるたびに迫りくる岩石群。
上から見る眺めと、間近で見るとでは迫力が全然違います!

断崖絶壁! 迫力満点です!

千畳敷に到着。
上から見たときは、そこそこ広いのかなと思っていましたが、意外に狭いです。
いまこうして千畳敷の上に立っていますが、潮の満ち引きによっては、入られない可能性もあります。そう思うとラッキーでした。

千畳敷をまじまじと眺めていると、まるで亀のお腹みたいで何だか気持ち悪いですね······。ごめんね、亀さん。

上から見るのと間近で見るとでは、やはり印象が変わりますね。
右の柱のような岩は【屏風岩】
奥に見える戦艦のような岩は【軍艦岩】です。
左に見える少し斜めってる岩は【亀岩】と思われます。

このように○○岩(他に大池)と呼ばれている見所が、東尋坊には8ヶ所あります(遊覧船だと、さらに別の○○岩が見られます)。
自分は【大池】【軍艦岩】【千畳敷】【屏風岩】【亀岩】の5ヶ所を確認しましたが、【ライオン岩】【ローソク岩(ろうそく岩)】【七つ岩】の3ヶ所は見ていません。
今となって思えば、何故全ての岩をコンプリートしなかったののかなぁ? とあの時の自分に問いただしたいです。
余談ですが、夕日が落ちるころ、ローソク岩にその夕日を重ねると、まるでローソクに火が点っているかのような幻想的な光景が見られるそうです。
見たかったが、なにぶん時間がなかったのだ······。

せっかく下までおりてきたので、海の水でも見てみましょう。

想像していた以上に綺麗ですね。
上から見る限りでは、黒緑? 深い緑色? っぽい感じに見えていましたが、近くで見るとまるでエメラルドグリーンの色合いに見えます。
思わず飛び込みたくなるような衝動に駆られるほどに美しい。
東尋坊の名前の由来。え!? あの平泉寺と関係があるの?

東尋坊の数ある由来の中で有名な逸話があります。
その言い伝えには、以前私たちが訪れたパワースポット平泉寺白山神社が登場しています。
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【夏の福井旅】平泉寺白山神社にいってきた!苔の広がる美しいパワースポット
昔、平泉寺には数千人僧侶がいた。その中にいた東尋坊という僧は、怪力を頼りに、民に対して悪事の限りをつくした。東尋坊が暴れ出すと手がつけられず、誰も彼を押さえることが出来なかった。東尋坊はまさにやりたい放題、好き勝手に悪行を重ねていたので、当然のように平泉寺の僧侶は困り果てていた。また東尋坊はとある美しい姫君に心を奪われ、恋敵である真柄覚念(まがらかくねん)という僧と激しくいがみ合った。
勝山市平泉寺にある坊主「東尋坊」の住居跡。粗暴を理由に仲間の僧達から海のこの断崖から投げ込まれたので、「東尋坊」と名付けられた。
そんな寿永元年(1182年)4月5日、平泉寺の僧たちは皆で相談し東尋坊を海辺見物に誘い出す。一同が高い岩壁から海を見下ろせるその場所へ着くと、早速岩の上に腰掛けて酒盛りが始まった。その日は天気も良く眺めの良い景色も手伝ってか、皆次第に酒がすすみその内、東尋坊も酒に酔って横になり、うとうとと眠り始めた。東尋坊のその様子をうかがうと一同は目配せをし、真柄覚念に合図を送った。この一同に加わっていた真柄覚念は、ここぞとばかりに東尋坊を絶壁の上から海へ突き落とした。平泉寺の僧侶たちのこの観光の本当の目的は、その悪事に手を焼いた東尋坊を酔わせて、高い岩壁から海に突き落とすことにあった。 それから49日の間、海は大荒れとなった。
【引用先】Wikipedia 東尋坊
というか、とんでもない奴の名前が東尋坊の名前になったんですね。しかも、両者とも僧侶らしからぬ行いに思わず唖然としてしまいます。
それにしても東尋坊さん、死してもなお海を大荒れにさせたんですね······。
東尋坊に行ってきた感想。まとめ

今回も弾丸旅行なもので、ゆっくりと見学することができませんでした。しかも、空がどんよりとしてるし······。
東尋坊を見た感想としては、遊覧船に乗らないのであれば、見るところは意外に少ないと思いました。ただ知識が無いだけかもしれませんが。
とはいえ······、広大な日本海と、白波に打ちつけられる東尋坊の迫力ある岩壁群は、素晴らしいの一言につきます。これは一見の価値はありますよ!
冒頭にも書きましたが、東尋坊は霊的なものは大丈夫なのか? という懸念は、結局杞憂に終わりました。というか、私、霊感的な物を持っていないので、実際に居たとしても感じることはありません。
ですので、何の不安もなく東尋坊観光を興じることができました。
ただし、断崖の上から強引に下を覗き見ようとすると、不思議と下に引き寄せられるような感覚になるので注意が必要です。
ところで上記の写真で、向こう側に島が写っていると思いますが、あれは雄島(おじま)というパワースポットです。
遊覧船を利用した場合、あちらの雄島まで行って帰ってくるそうです。
実はこちらの島も何かと噂のある島だそうで、その話は次回ということで······。
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