京都祇園祭と鱧(はも)祭
いよいよ京都祇園祭のメインイベント山鉾巡行ですね!
今日が宵々山で明後日7月17日が山鉾巡行となるわけですね。
例年ですと山鉾巡行の日はよく雨に降られているイメージがありますが、今年は是非とも晴れていただきたいものです。
さて、祇園祭と並んで食の方でこの季節に食べるあるものがありますが、それはなんであるか分かりますか?
皆さんはご存知ですよね!
そうです[鱧(はも)]。
京都では鱧祭ともいいますよね。
もちろんこの季節に鱧料理を盛んに食されることから、鱧祭と呼ばれます。
しかしなぜ、京都では祇園祭と並んで鱧祭と言われているのでしょうか?
というわけで調べてみました。

しかし鱧は骨が多く食用としては不向きであまり食べない物だったのが、京都の職人が何とか工夫して食べられるようにしたわけです。
それが骨切りまたは骨抜き。
骨切りによって今まで誰も相手にしなかった鱧を、秀逸の食材へと仕立てたのが京都の職人なのです。
その技術は鱧の身に1センチ間隔に包丁を7~8回の切り目を入れていくというスゴ技。
ただ切目を入れるだけではなく、鱧の皮一枚だけを残し身だけを切るという高等技術なんですね。
これが出来るようになるには10年は掛かるとか!
で、骨切りされた鱧を1.5cm~2cmに切り分け、切った鱧を熱湯の中にくぐらせると、鱧の皮と身が反り返り白い花のように芸術品と変わります。
そしてこれを梅肉酢に付け食べるのですが、これまた絶品なわけです!
なぜここまでして京都の人は鱧にこだわったのか?
それは陸地である京都の中心には魚介類があまり入ってこなかったんですね。
どうしてだかわかりますか?
それは"アシがはやい"からなんです。
つまり海で取れた魚介類は京都の中心まで持って行くまでに腐ってしまうんです。
しかし鱧に関しては生命力が大変強く、水から離しても長生きし、そのため長時間生きていられることから京都の夏の食材として鱧が重宝されたんですね。
ちなみにハモは秋頃に産卵期を迎えるらしく、ちょうど梅雨が終わった祇園祭の頃が、いい具合に脂がのり鱧が一番美味しく食べられる時期だということです。
そこから祇園祭とかけて鱧祭になったのでしょう。
本来切り身として向いていなかった鱧を京都の職人よって、夏の代名詞にまで上り詰めた形相の悪い鱧。
今では京都の料亭で腕を競うようにして、鱧料理が出てきます。
ぜひ夏の京都にお越しの時は、鱧祭をご堪能してください!
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八坂神社のパワースポット巡り!人気の美御前社など見どころ沢山ある神社
【京都】祇園にある原了郭の黒七味!黒い七味の正体とは?
今日が宵々山で明後日7月17日が山鉾巡行となるわけですね。
例年ですと山鉾巡行の日はよく雨に降られているイメージがありますが、今年は是非とも晴れていただきたいものです。
さて、祇園祭と並んで食の方でこの季節に食べるあるものがありますが、それはなんであるか分かりますか?
皆さんはご存知ですよね!
そうです[鱧(はも)]。
京都では鱧祭ともいいますよね。
もちろんこの季節に鱧料理を盛んに食されることから、鱧祭と呼ばれます。
しかしなぜ、京都では祇園祭と並んで鱧祭と言われているのでしょうか?
というわけで調べてみました。

なぜ京都では鱧祭というのか?
祇園祭を迎えるこの頃は、脂がしっかりのった鱧が沢山取れる時期なんです。しかし鱧は骨が多く食用としては不向きであまり食べない物だったのが、京都の職人が何とか工夫して食べられるようにしたわけです。
それが骨切りまたは骨抜き。
骨切りによって今まで誰も相手にしなかった鱧を、秀逸の食材へと仕立てたのが京都の職人なのです。
その技術は鱧の身に1センチ間隔に包丁を7~8回の切り目を入れていくというスゴ技。
ただ切目を入れるだけではなく、鱧の皮一枚だけを残し身だけを切るという高等技術なんですね。
これが出来るようになるには10年は掛かるとか!
で、骨切りされた鱧を1.5cm~2cmに切り分け、切った鱧を熱湯の中にくぐらせると、鱧の皮と身が反り返り白い花のように芸術品と変わります。
そしてこれを梅肉酢に付け食べるのですが、これまた絶品なわけです!
なぜここまでして京都の人は鱧にこだわったのか?
それは陸地である京都の中心には魚介類があまり入ってこなかったんですね。
どうしてだかわかりますか?
それは"アシがはやい"からなんです。
つまり海で取れた魚介類は京都の中心まで持って行くまでに腐ってしまうんです。
しかし鱧に関しては生命力が大変強く、水から離しても長生きし、そのため長時間生きていられることから京都の夏の食材として鱧が重宝されたんですね。
ちなみにハモは秋頃に産卵期を迎えるらしく、ちょうど梅雨が終わった祇園祭の頃が、いい具合に脂がのり鱧が一番美味しく食べられる時期だということです。
そこから祇園祭とかけて鱧祭になったのでしょう。
本来切り身として向いていなかった鱧を京都の職人よって、夏の代名詞にまで上り詰めた形相の悪い鱧。
今では京都の料亭で腕を競うようにして、鱧料理が出てきます。
ぜひ夏の京都にお越しの時は、鱧祭をご堪能してください!
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