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和歌浦にある【塩竃神社】と【不老橋】に行ってみた!かつて祓所と呼ばれていた聖地

ちぃパパ&ちぃママ

洞窟内にある神社!?かつて【輿の窟】とよばれていた祓所とは一体何なのか?

前回は潮の香る漁港町、加太地区を散策しました

今回は風光明媚な町【和歌浦(わかうら)】を散策してみようかと思います


正式には【わかのうら】と呼ぶここ和歌浦は
奈良時代から人気のある景勝地とし、多くの歌が詠まれてきました

その中でも、聖武天皇の紀伊行幸のおり
山部赤人が詠んだ歌が有名だそうです
(※塩竃神社の横に石碑が立てられており、写真を撮り忘れました(^_^;))

【万葉集】
若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴き渡る 

【解説】
和歌の浦に潮満ちて、干潟がなくなったので、波打ち際の葦辺に向かって鶴が一斉に鳴き渡る。
【引用先】ー紀井万葉ネットワーク



古き時代から今にかけ、多くの人に愛され続けた和歌浦
果たして現代人である私たちでも感動しうる景色なのか?

万感の思いをめぐらせ
今から散策してみようかと思います


※和歌浦の記事は何回か別けてアップしていきますね(*^^*)

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今回めぐった和歌浦のコースと駐車場


和歌浦は大きく分けて
東は玉津島神社・片男波・新和歌浦
西は田野・雑賀崎と東西に伸びています



今回、私たちがめぐったコースは東側
不老橋

塩竃神社

鏡山

玉津島神社

妹尾山

片男波

天満宮の順でめぐりました


車は駐車無料の玉津島神社で止めさせていただきました

ちなみに片男波公園にも大きな駐車場がありますが、そちらは有料です



場所は県道151号線沿い玉津島神社の境内にあり、地図でポイントの付いているところが入口です

玉津島神社の駐車場入口が少し分かりにくいので注意が必要です


理由として
●緩やかなカーブ中に入口があるため発見しずらかった

●一目みたとき、駐車場だと認識できなかったため

駐車場に近付いてきたなかなと感じたら、気持ちスローペースで走行した方がいいかもしれません(*^^*)


徳川家ゆかりの不老橋


この日は天気がよく散策するにはもってこいの日でした!

と、言いたいところですが
さんさん降り注ぐ夏の日差しに晒され
ちょっとばて気味でした(^_^;)
(※夏の季節に行きましたもので……)

そんな弱音を吐くも
気持ちのいい潮風が優しく包みこんでくれたお陰で、幾分かモチベーションが保たれました


車を停め一番はじめにやってきた場所がこちら
不老橋
自然と一体となった情景美



綺麗なアーチが描かれた石造りの不老橋は江戸時代に作られたもので、徳川家と関係があるようです

説明板によると

この橋は、徳川家康を祀る東照宮の祭礼である和歌祭の時に、徳川家や東照宮関係の人々が御旅所に向かうために通行した「お成り道」に架けられたものである。

江戸時代のアーチ型石橋は、九州地方以外では大変珍しく、特に勾欄部分の彫刻が優れている。

【引用元】:不老橋 説明板(一部抜粋)


あとで紹介する、塩竃神社でお参りしたのち
不老橋を渡れば不老長寿のご利益があるといわれているようです

しかし私たちは
あまりの暑さで、渡るのをはしょってしまいました
この事を知っていたら、渡っていたのに~
……無念(´д`|||)


洞窟の中にある塩竃神社


不老橋の真正面にある【塩竃神社


小さな山の中に建てられた珍しい神社
入口には、山崩れから社殿を守るためバリケードが設置されています


中が暗闇で何も見えないかな?
と思いきや、実際入ってみるとこの通り
光が射しけっこう明るいです

もうすこし中へ進んでみます


入口にある小さな水溜まり?池かな?
ゲコゲコと蛙の鳴き声が聞こえてきます


こちらも入口にある松の木
幹が絡まりあっています


和合の松と書かれています
もしかすると夫婦円満のご利益があるのかな?


塩竃神社はもともと、隣にある【玉津島神社】の祓所だったといわれており、大正時代のころ神社に変わったようです

祓所だった塩竃神社
一体どういったお祓いをしていたのでしょうか?


むかし、玉津島神社に【浜降り神事】という儀式があったようです

その神事は、 和歌山県かつらぎ町天野にある
丹生都比売(にうつひめ)神社の神様が
神輿にのって紀ノ川をくだり
玉津島神社へやって来るといういうもの

神輿は直接玉津島神社へは行かず
まず【輿の窟】と呼ばれる【祓所】で
清め祓いを行い、翌日玉津島社へと訪れたと言われております
(※輿の窟とは塩竃神社のことです)


なぜ、丹生都比売神社の神様が玉津島神社へ渡御されるのか分かりませんが
玉津島神社のHPによると
玉津島神社の祭神の一柱「稚日女尊(わかひるめのみこと)」が丹生都比売大神(にうつひめおおかみ)の別名であり、同体の神であると考えられてきたことに由来しています。

のようです
(ちょっとしっくりきませんが……)

江戸時代の頃に浜降り神事が無くなったようですが、いまでは花盛祭という形で神事が行なわれているようです
現在も4月第3日曜日の花盛祭(はなもりさい)で行われており、神輿は丹生都比売神社境内の太鼓橋を渡って外の鳥居に設置された台に遷座。
そこで惣神主が玉津島神社を遥拝しつつ祝詞を奏上しています

【引用先】ー玉津島神社 浜降(はまくだ)り神事(しんじ)より



祓戸大神四座(はらへどのおおかみよざ)
(※上記の写真)

瀬織津比売神(せおりつひめのかみ)
速開都比売神(はやあきつひめのかみ)
速佐須良比売神(はやさすらひめのかみ)
気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)

すべての罪汚れを祓い清める神様だそうで
おそらく浜降り神事の神様達だと思います
凄いパワーがありそう!


こちらは塩竃神社の名前に由来する主祭神
鹽槌翁尊(しおづちのおじのみこと)

鹽槌翁尊は
日本全国13か所で製塩の方法を伝えたとされる神様です

和歌浦もそのうちの1ヶ所で、大正後期まで製塩が盛んに行われていたとか


安産・子授けの神様としての一面がある塩竃神社

浜降り神事では祓所として重要な役目を担っていた輿の窟(塩竃神社)ですが
実は、安産のご利益があるという一面も有り、安産祈願を行ってくれるそうです

妊娠5か月目にあたる戌の日に安産祈願をした腹帯を巻く「帯祝い」の儀式がおこなわれることや安定期に入ることから、5か月目を迎えられての祈願が一般的です。

犬は多産でお産が軽いために安産の象徴とされており、それにあやかって戌の日に帯祝いをします。

安産祈願は、戌の日に限らず受けていただけます。
また、代理の方でも受けていただくことができます

【引用先】ー玉津島神社・塩竃神社 安産祈願

山の中にある塩竃神社
まるで母胎(洞窟なので)のように思えるのは私だけでしょうか?
もともと、祓所だったことから底知れぬパワーが有るのかもしれませんね


和歌浦の景色に魅入られた聖武天皇


太古より人気のある和歌浦
かつて聖武天皇が愛し景観が荒らされないよう今でいうところの警備(守戸(しゅこ)を置いたとされています

陶酔するほどまでに至った景色とは一体どんなものだったのでしょう?

次回、塩竃神社の上にある鏡山へのぼり
和歌浦の景色を見てみようかと思います

【近隣情報】
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