【滋賀県】竹生島をめぐる!所要時間は?長い階段をのぼり宝厳寺へ
神が棲まう竹生島!限られた時間で聖地を巡る

前回は、今津港からクルーズに乗り竹生島に到着したところで終わりました
今回はいよいよ念願の竹生島巡りです!
上陸時間は1時間15分(所要時間)
はたしてこの短い時間の中で、効率よく巡れることが出来るのか
そこが一番の問題です

拝観料を納めると、すぐに階段が出現!
たしか、彦根城でも同じパターンだったような……
日頃から運動をしない私にとってはキツいスタートです(笑)
165段ほどある宝厳寺までの石段は結構な角度があり私たちでも少し息があがります
そのきつい石段を
私たちより先に登っている、お年寄りと寄り添う娘さん
一段ずつゆっくりゆっくりと登っていく姿が印象的です

途中にある竹生島の案内板
案内板には【竹生島神社参拝道】
と書かれています
よく見るとこの案内板
竹生島神社に関係するコースだけで
もうひとつのメインである【宝厳寺】までのルートが飛ばされています(^_^;)
竹生島には
神社である【竹生島神社(本殿)】と
お寺である【宝厳寺(本堂)】の2つのメインがあるのですが、観光客なら両方押さえておきたい所
なのに、案内板には宝厳寺(左上)に行くコースが省かれています
へたをすればこの案内板を見たせいで
弁財天堂を行かずに帰ったという観光客もいるかも知れません(^_^;)
もしかして神社とお寺の仲が悪いとか?
余計なことまで考えてしまいます
にしても不親切な気がします…

こちらはパンフレットの図

とりあえず案内板どおりに進みます

私たちが降りた船着き場が見えます
右側の建物はお土産やさん

赤い橋に赤の鳥居
何だか神秘的に感じます(*´ω`*)

こちらは下から見た景色

ん?何やらのぼりが見えます

黒龍大神・黒龍姫大神と書かれています

建立が昭和45年ということでまだ新しい社です

少し進むと工事現場にたどり着きました
このまま進めば竹生島神社に行けるのですが
『あれ?ここ間違ってる?』
何を勘違いしたのか私たちは急遽引き返すことに…
調べてみると平成25年~30年のおよそ5年間
以下の場所において修繕工事を行うそうです↓
つまり、ちょうどこの上が船廊下となるわけですが
時間のロスになってしまいました(^_^;)

とぼとぼと戻る私たち……

気を取り直し、再びあの165段ある階段へ戻って来ました
本尊大辯才天と書かれた大きな石碑から心入れ換えスタートです

たかが165段、されど165段キツいです…
相変わらず息子はすたすた、疲れをものともしません(笑)

ようやく上までたどり着き、階段を見下ろして見ました
我ながら頑張ったと思います(*´ω`*)

宝厳寺 弁才天堂に到着!
階段をのぼり終えたすぐ目の前に本堂があります
そこそこ大きな本堂なのですが、圧迫感がなく
それでいてほわーんとした印象です
やはり弁才天を祀っているからでしょうか
『よく来たね』
と優しく迎えてくれたような気がします
ともあれ、ここまでたどり着くのにえらく時間がたった感じがしますので
気持ちスピードアップ!

本堂前の右側
何やら『ギッ!』と睨み付ける銅像があります

背後に焔立ち、魔に対し鬼の形相で睨み付けている不動明王
左手には羂索(けんじゃく)という縄のような紐で悪(煩悩)を縛り、右手の三鈷剣で人々の苦しみや煩悩を断ち切り救ってくれる
いわば、現場主義的な明王様
色合い的にまだ新しい像だと思いますが
個人的には、何か惹かれるものがあり少しの間
立ち尽くし見ていました

本堂入口には何やら梵字が書かれております
梵字には詳しくありませんが
恐らく【ソ】と書かれており、こちらの本尊である弁財天を表す文字です
ちなみに弁財天の真言は
【おん そらそばていえい そわか】
と唱えるようです

西国三十三所観音霊場の第三十番札所である宝厳寺
始まりは、聖武天皇の勅命により僧 行基が造ったとされておりますが
恐らく名前を見て、ピンとこられた人もいるのではないでしょうか?
そう!
あの奈良の大仏を造られた方々なですね(*^^*)
年表を見る限りでは
宝厳寺は奈良の大仏(東大寺)より先に着手されているようです
それにしも
古代から現代にまでも、インパクトを与え続ける昔の人の、クリエイティブパワーには驚かされるばかり
宝厳寺の御本尊は弁財天とされており【日本三大弁才天】の一つとされています
あとの二つは
安芸(広島)の宮島
江の島(神奈川)の弁財天
とされ、中でも宝厳寺の弁才天はもっとも古い事から大が付く【大弁才天】ともよばれているようです

本堂の中はもっと古びた雰囲気を醸し出していると思ったのですが、見渡す限り新しく近年復元工事が行われたのでしょう

無数の達磨が置かれております

達磨の中に、紙筒が入っており
紙を広げ願い事を書いて奉納すると願いが叶うという
私も一つ奉納させていただきました
もちろん内容は秘密です(*^^*)

こちらは本堂前にある五重石塔
鎌倉時代の物ともいわれているようです
全体的に丸みがある感じがとても可愛く
一番下の初重の四面には仏像が彫られています

全国に七基しか無いといわれる貴重な五重石塔の1つで、重要文化財に指定にしていされているとか

本堂から少し進むと三重塔が見えてきました
宝厳寺三重塔は1484年の頃に完成しましたが
江戸時代の頃落雷にあい焼失されたようです
今ある三重塔は6年の歳月を経て2000年に復元したとあります

釘や金具を使わない見事なまでの木組
朱色の木組と白い壁、そして格子の緑色がとても鮮やかで美しい

三重塔から覗き見たもちの木
樹齢400年になるもちの木は、豊臣秀頼の命により
後に紹介する、観音堂や唐門などの遺構を移築した記念として
任務に当たった家臣片桐且元が植えたそうです

三重塔から階段をおり観音堂へ向かいます
途中の道筋に小さな御堂がぽつんと静かに建っています
立札には西国三十三ヶ所観世音奉安殿と書かれています

入口に小さな紙でなにか書かれています
【ここは 西国三十三ヶ所各寺院の観音様 御分身をお祀りしています】
と控えめに書かれています

中には観音様がズラリと並べられています
これだけ各地の観音様が居られれば、何だかご利益がありそうな気がしますよね(*^^*)
ところで……
自分の名前などを書いた千社札がベタベタと貼られており、どうも気になります
許可を得ているのかは分かりませんが何だか残念な気持ちになりますね
ちなみに千社札に関する罰則が有りますので気をつけましょう!


西国三十三ヶ所観世音奉安殿から少し歩くと下りの階段に当たります
ここで少し立ち止まりすーと息を吸い込む
眼前には琵琶湖が広がっています
曇り空のせいで視界は霞んでいるが、向こう岸に山が見えます
彦根方面だろうか?
まるで彼岸と此岸(しがん)
人間の住む世界と仏の住む世界
そう、いま私たちは神の島にいるのだ
雑念を消し、穏やかな気持ちで一段づつおりていく
ここをおりるとすぐそこには国宝の唐門があります
つづきはこちら↓
パワースポット竹生島!唐門から竹生島神社へ
ビニール付きの御朱印帳!
大切に使いたいなら必須ですよね(*^^*)

前回は、今津港からクルーズに乗り竹生島に到着したところで終わりました
今回はいよいよ念願の竹生島巡りです!
上陸時間は1時間15分(所要時間)
はたしてこの短い時間の中で、効率よく巡れることが出来るのか
そこが一番の問題です

拝観料を納めると、すぐに階段が出現!
たしか、彦根城でも同じパターンだったような……
日頃から運動をしない私にとってはキツいスタートです(笑)
165段ほどある宝厳寺までの石段は結構な角度があり私たちでも少し息があがります
そのきつい石段を
私たちより先に登っている、お年寄りと寄り添う娘さん
一段ずつゆっくりゆっくりと登っていく姿が印象的です

途中にある竹生島の案内板
案内板には【竹生島神社参拝道】
と書かれています
よく見るとこの案内板
竹生島神社に関係するコースだけで
もうひとつのメインである【宝厳寺】までのルートが飛ばされています(^_^;)
竹生島には
神社である【竹生島神社(本殿)】と
お寺である【宝厳寺(本堂)】の2つのメインがあるのですが、観光客なら両方押さえておきたい所
なのに、案内板には宝厳寺(左上)に行くコースが省かれています
へたをすればこの案内板を見たせいで
弁財天堂を行かずに帰ったという観光客もいるかも知れません(^_^;)
もしかして神社とお寺の仲が悪いとか?
余計なことまで考えてしまいます
にしても不親切な気がします…

こちらはパンフレットの図

とりあえず案内板どおりに進みます

私たちが降りた船着き場が見えます
右側の建物はお土産やさん

赤い橋に赤の鳥居
何だか神秘的に感じます(*´ω`*)

こちらは下から見た景色

ん?何やらのぼりが見えます

黒龍大神・黒龍姫大神と書かれています

建立が昭和45年ということでまだ新しい社です

少し進むと工事現場にたどり着きました
このまま進めば竹生島神社に行けるのですが
『あれ?ここ間違ってる?』
何を勘違いしたのか私たちは急遽引き返すことに…
調べてみると平成25年~30年のおよそ5年間
以下の場所において修繕工事を行うそうです↓
当山では、平成25年より平成30年まで国宝『唐門』・重文『観音堂』・重文『舟廊下』の桧皮屋根吹き替え、漆塗り替え、彩色復元の工事を行います。
その間参拝の皆様には、御不自由をお掛けしますが、どうぞご協力をお願い申し上げます。
工事が完成の暁には、完成当時の荘厳な美しさを皆様にご見学頂けると思います。どうぞご期待くださいませ。
工事スケジュール
『唐門』
平成29年4月~31年3月末予定
出来る限り通行できるようにいたします。漆工事が伴います為、アレルギーなどご注意下さい。
『観音堂』
平成27年4月~29年3月末予定
一部お堂内にお入り頂けない場所も出ます。
また漆工事が伴います為、アレルギーなどご注意下さい。
『舟廊下』
平成25年8月~27年3月末予定
廊下はご通行頂けます。
足場の関係により外の風景はご覧頂けません
ー竹生島・宝厳寺HP 抜粋
つまり、ちょうどこの上が船廊下となるわけですが
時間のロスになってしまいました(^_^;)

とぼとぼと戻る私たち……

気を取り直し、再びあの165段ある階段へ戻って来ました
本尊大辯才天と書かれた大きな石碑から心入れ換えスタートです

たかが165段、されど165段キツいです…
相変わらず息子はすたすた、疲れをものともしません(笑)

ようやく上までたどり着き、階段を見下ろして見ました
我ながら頑張ったと思います(*´ω`*)

宝厳寺 弁才天堂に到着!
階段をのぼり終えたすぐ目の前に本堂があります
そこそこ大きな本堂なのですが、圧迫感がなく
それでいてほわーんとした印象です
やはり弁才天を祀っているからでしょうか
『よく来たね』
と優しく迎えてくれたような気がします
ともあれ、ここまでたどり着くのにえらく時間がたった感じがしますので
気持ちスピードアップ!

本堂前の右側
何やら『ギッ!』と睨み付ける銅像があります

背後に焔立ち、魔に対し鬼の形相で睨み付けている不動明王
左手には羂索(けんじゃく)という縄のような紐で悪(煩悩)を縛り、右手の三鈷剣で人々の苦しみや煩悩を断ち切り救ってくれる
いわば、現場主義的な明王様
色合い的にまだ新しい像だと思いますが
個人的には、何か惹かれるものがあり少しの間
立ち尽くし見ていました

本堂入口には何やら梵字が書かれております
梵字には詳しくありませんが
恐らく【ソ】と書かれており、こちらの本尊である弁財天を表す文字です
ちなみに弁財天の真言は
【おん そらそばていえい そわか】
と唱えるようです

西国三十三所観音霊場の第三十番札所である宝厳寺
始まりは、聖武天皇の勅命により僧 行基が造ったとされておりますが
恐らく名前を見て、ピンとこられた人もいるのではないでしょうか?
そう!
あの奈良の大仏を造られた方々なですね(*^^*)
年表を見る限りでは
宝厳寺は奈良の大仏(東大寺)より先に着手されているようです
それにしも
古代から現代にまでも、インパクトを与え続ける昔の人の、クリエイティブパワーには驚かされるばかり
宝厳寺の御本尊は弁財天とされており【日本三大弁才天】の一つとされています
あとの二つは
安芸(広島)の宮島
江の島(神奈川)の弁財天
とされ、中でも宝厳寺の弁才天はもっとも古い事から大が付く【大弁才天】ともよばれているようです

本堂の中はもっと古びた雰囲気を醸し出していると思ったのですが、見渡す限り新しく近年復元工事が行われたのでしょう

無数の達磨が置かれております

達磨の中に、紙筒が入っており
紙を広げ願い事を書いて奉納すると願いが叶うという
私も一つ奉納させていただきました
もちろん内容は秘密です(*^^*)

こちらは本堂前にある五重石塔
鎌倉時代の物ともいわれているようです
全体的に丸みがある感じがとても可愛く
一番下の初重の四面には仏像が彫られています

全国に七基しか無いといわれる貴重な五重石塔の1つで、重要文化財に指定にしていされているとか

本堂から少し進むと三重塔が見えてきました
宝厳寺三重塔は1484年の頃に完成しましたが
江戸時代の頃落雷にあい焼失されたようです
今ある三重塔は6年の歳月を経て2000年に復元したとあります

釘や金具を使わない見事なまでの木組
朱色の木組と白い壁、そして格子の緑色がとても鮮やかで美しい

三重塔から覗き見たもちの木
樹齢400年になるもちの木は、豊臣秀頼の命により
後に紹介する、観音堂や唐門などの遺構を移築した記念として
任務に当たった家臣片桐且元が植えたそうです

三重塔から階段をおり観音堂へ向かいます
途中の道筋に小さな御堂がぽつんと静かに建っています
立札には西国三十三ヶ所観世音奉安殿と書かれています

入口に小さな紙でなにか書かれています
【ここは 西国三十三ヶ所各寺院の観音様 御分身をお祀りしています】
と控えめに書かれています

中には観音様がズラリと並べられています
これだけ各地の観音様が居られれば、何だかご利益がありそうな気がしますよね(*^^*)
ところで……
自分の名前などを書いた千社札がベタベタと貼られており、どうも気になります
許可を得ているのかは分かりませんが何だか残念な気持ちになりますね
ちなみに千社札に関する罰則が有りますので気をつけましょう!
文化財指定を受けた神社仏閣に千社札を貼る行為は文化財保護法に抵触する。
(史跡名勝天然記念物・重要文化財の場合5年以下の懲役若しくは禁錮又は30万円以下の罰金)
ーWikipedia引用


西国三十三ヶ所観世音奉安殿から少し歩くと下りの階段に当たります
ここで少し立ち止まりすーと息を吸い込む
眼前には琵琶湖が広がっています
曇り空のせいで視界は霞んでいるが、向こう岸に山が見えます
彦根方面だろうか?
まるで彼岸と此岸(しがん)
人間の住む世界と仏の住む世界
そう、いま私たちは神の島にいるのだ
雑念を消し、穏やかな気持ちで一段づつおりていく
ここをおりるとすぐそこには国宝の唐門があります
つづきはこちら↓
パワースポット竹生島!唐門から竹生島神社へ
ビニール付きの御朱印帳!
大切に使いたいなら必須ですよね(*^^*)
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