【通年公開】京都御所を拝観してきたよ!駐車場のある場所や混雑具合はどう?

※追記
以前、京都御所の見学には事前申込、もしくは春と秋の一般公開のときにしかできませんでしたが、平成28年(2016)7月26日より通年公開となりました。
拝観料(見学料金) |
見学時間 |
(季節により変動あり)
所要時間はやく50分くらいです。
定休日 |
日によって火曜日の時もありますので注意が必要です(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日から1月4日)及び、行事などが行われる日はお休みです。
↓詳しくはこちらから確認することが出来ます
⇒京都御所の参観カレンダー
京都御所に駐車場がありますか?

(出典:宮内庁)
正式に京都御苑に駐車場が2ヶ所あります。
ですが、ほぼ満車で止めることは不可能です。出来ることなら電車やバス、タクシーを使用しましょう!
京都御苑を少し散策しながら御所へ

念願だった京都御所にやって来ました。
中へ入るととても広く緑のきれいな場所です。とても癒されます(*^^*)

京都御苑は東西250m、南北450mある巨大な敷地を有し、その中に京都御所があります
京都御苑は京都人にとって憩い場です。散歩する人やジョギングをする人、はたまた日常の通り道として、京都の町に溶け込むように存在しています

砂利道に黒い筋が見えます。
実はこれ自転車道なんですよ、地元の人なら必ずここを通ります(笑)

白帯が5本入った美しい築地壁

あらゆる方向から人がやって来ては入口が混雑していました。
でも、お昼前ということもあり待つことなく、スムーズに入ることが出来ました
御所の見学コース

(出典:宮内庁)
マップで見ると京都御所は京都御苑の若干左上に位置しておまります

(出典:宮内庁)
拝観コースは左上にある清所門から入り、再び戻ってくるコースとなっています
ちなみに私たちが行ったこの日(2013年)は宜秋門から入り清所門から出ていきました。
いざ!御所内へ!!

入口で持ち物チェックを済ませ早速スタート!

宜秋門を潜ると一番始めに飛び込んでくるのがこの御車寄(おくるまよせ)
許された者だけが使用できる玄関です

こちらは御車寄の玄関に置かれる屏風
墨絵山水(富士山)【岸駒(がんく)作】
(見ずらくてすいません(^_^;))
と、いきなり粋な物を見せられ興奮する私
岸駒と言えば江戸時代の画家で、リアルのある虎の絵を書くことで有名な人です
京都清水寺に岸駒が作ったとされる【岸駒の燈籠】という虎が描かれた彫刻があります。
ある夜、虎に魂がやどり燈籠から抜け出し散歩をしていたという逸話があります
そんな逸話をのこす岸駒の作品が、ここで見られるなんて感動ですね!

お次は諸大夫の間(左の建物)。
途中通路が狭くなったり、コの字の空間だったりと大変混雑しました(^_^;)
にも関わらず、作品の前でジッと立ち止まる人がいてこれが混雑の原因だったりします。
ゆっくり見たいのは分かりますけど…(^_^;)
それでは諸大夫の間の作品をご覧ください







これら全て諸大夫の間の襖絵です
諸大夫の間とは参内した時に通される控え室です
上から写真二枚ずつ桜・鶴・虎となっておりますが、身分の違いによって部屋が異なります
位が高い順に虎・鶴・桜となっています
ちなみに虎の絵は岸駒の長男岸岱(がんたい)の作品。父と同じように虎の絵が上手いですね!


こちらは新御車寄
大正天皇の即位の礼に際し建てられたと書かれており、大正以降は天皇皇后両陛下の玄関として使われているようです

回廊から承明門を望む。朱色の柱がとても美しい。

承明門と書かれた額

承明門の脇から見た紫宸殿(ししんでん)
京都御所でも中心的な建物、紫宸殿(ししんでん)へ

ここから入ることが出来ませんので回廊づたいを歩いて行きます
途中、華やかに彩られた生け花が飾られていました

嵯峨御流 (さがごりゅう)

御室流 (おむろりゅう)

月輪未生流 (つきのわみしょうりゅう)
↑人が入ってしまった(^_^;)
格流派とも特徴的な飾り付けで、ド素人な私が見ても『凄い!』と思わせるところに極意があるんでしょうね(*^^*)
それでは回廊を抜け中へ入って見ましょう

京都御所の中心的建物紫宸殿です
昔から即位の礼といった重要な儀式を行う場所。最も格式の高い建物。
【大正天皇】・【昭和天皇】もここで儀式が行われました。
(※即位の礼とは皇位を継承したことを示す儀式)
ちなみに今上天皇(平成)は便宜上、東京で行われました

紫宸殿と書かれた額に重みを感じます
写真では見えませんが内部中央に即位の礼の際に使用する玉座【高御座(たかみくら)】と皇后の御座【御帳台(みちょうだい)】が置かれていました
今上天皇の即位の礼においては、東京へ隠密輸送されたようです
さすがに紫宸殿前は大混雑です
そして、ちょうどこの辺りで息子がグズりだしました。同じように周りの子もクズっていました。
コース的にはまだ半分くらいしか進んでいません。そう思うと子供との御所巡りは少し辛いものがあるかもしれませんね(^_^;)
息子を何とか楽しませながらお次へ進みますw
天皇のお住い清涼殿へ

何やら坪庭らしき所が見えますが中には入れません

細い通路を抜けると何か見えてきました

こちらは清涼殿です
平安時代では天皇の住居とされていましたが、のちに儀式などを行う場所として使用されるようになったそうです

清涼殿の内部

お庭と小御所(こごしょ)

清涼殿から小御所へ抜ける通路ですが、間口が狭いのでこちらも混雑しています(^_^;)
美しい御所のお庭を見てまわる

細い通路をを抜けるとすぐ右手に御池庭があります
すぅーと伸びた白砂の道と橋が美しい

左手は小御所
パンフレットによると
諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられた
寝殿造りと書院造りの両要素が混合した様式の建物である
慶応3年(1867)12月9日の王政復古の大号令が発せられた日の夜
【小御所会議】がここで行われた
ん?何やら人形が見えます


↑左側から2番目が陵王 (りょうおう)
(写真が見にくいですが、陵王の説明が書かれています)


↑こちらの二体は安摩(あま)というそうです

小御所の正面に位置する御池庭
建物の中から見るとさぞ美しいのでしょうね(*´∇`*)

手前は蹴鞠の庭
その奥にある建物が御学問所
小御所と御学問所の間にある小さな庭
ここで天皇は蹴鞠を見ていたといいます
御学問所はパンフレットによると
御読書始めの儀、和歌の会など学芸かんけいのほか
臣下と対面される行事などにも用いられた
と書かれており
文字通り文化・学芸的な事に使用する施設です
御学問所の前面には【御池庭】という立派すぎるお庭があるのですが
『あぁ、このお庭で移り行く季節を感じながら和歌を詠うんだろうな~』
とふと思ったりした
そのお庭がこちら↓


素敵な燈籠


苔むした燈籠
私、燈籠が好きなんです(笑)
御学問所及び御池庭まではいわば天皇の仕事場と言ったところで
今からいく場所はプライベートルーム・スペースとなります

ちらっと見えてる建物は御常御殿
天皇のお住まいとなります


お部屋の襖は全てが金色
御常御殿(おつねごでん)
天皇が日常のお住まいとして使用された御殿です
16世紀以降、清涼殿から独立して建てられました
内部は15室からなる入母屋桧皮葺きの書院造り
この御殿から北側は、奥向きの御殿と言われております

こちらは御常御殿前にある御内庭
プライベート的な庭で
これが昔なら、かなり重要な人しか見られなかったのでしょうね
そう思うと、今の時代こうして拝観できるなんてとても幸せなことです(*^^*)

こちらは土でもられた橋
土橋ってあまり見ないですよね?


秋を感じさせてくれるすすき

UFOみたいな松の木

こちらは御涼所といい、夏の暑い時期、天皇が納涼所として使用したようです
季節に応じて使い分ける場所が有ることに驚きですね!

御常御殿の南側となります
(ちなみに先程のは東側)
こちらも金ピカな襖です


実はこの辺りに来る頃になると人に酔ったせいか、段々とダレてきてます(暑さのせいもあり)
で、フィニッシュ(出口)である清所門を撮り忘れるという失態

そんなわけで最後は御学問所北側で飾られていた塩川文鱗(花鳥図)で締めくくらせていただきます(^_^;)
京都御所の詳細 |
【住所】京都市上京区京都御苑3 【定休日】月曜日(詳しくは上記に書いています) 【見学時間】9時から17時まで(季節により変動あり) 【駐車場】 有料駐車場あり ■東側:梨木神社前の駐車場 ■西側:中立売御門と蛤御門の間の駐車場 【最寄り】 ■地下鉄烏丸線:今出川駅 【アクセス】 ■地下鉄烏丸線:今出川駅から徒歩5分 ■市バス:烏丸今出川から徒歩5分 【HP】京都御所の参観カレンダー |
【関連記事】
京都御所にいる猿の結界と風水!
京都出町柳にある【幸神社】に行ってみた!鬼門封じの猿がいるところ
【お近くのランチ】
神宮丸太町にある【カモガワラボ】に行ってきた!子供も行けるカレー屋さん
〓スポンサーリンク |